水前寺成趣園

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(西国旧藩主別邸三名園清遊策)
 淵明の詩から「成趣園」と命名された庭園は桃山式回遊庭園の代表的な物として知られている。東海道五十三次を模した築山と泉石の妙、阿蘇の伏流といわれる清冽な湧水による澄明な泉は四季折々に訪れる人々に優美な姿をみせている。仮山の麓の回遊道に歩みを進める毎に、目の前に広がる景色は次々に変化し感嘆を誘う。日本の造園技術と熊本独特の刈込手法が生んだ名庭園といえるであろう。
  西国旧藩主別邸三名園として八代市・松浜軒、福岡県柳川市・松涛園があり、風流に名園清遊を楽しむことをおすすめする。

■松浜軒
■日本庭園の美を堪能
 江戸時代に大名達の間で一大造園ブームがわき起こり、各地に趣向を凝らした様々な庭園が築かれた。熊本も例外ではなく、細川藩別邸として築かれた「水前寺成趣園」、八代城主であった松井家の別邸として築かれた「松浜軒」があり、その景観を今に伝えている。
  隣県である福岡県柳川市には、柳川藩旧城主・立花藩の別邸として築かれた「松涛園」があり、先の二つと合わせて西国・九州の旧藩主別邸三名園としてあげることができよう。池泉に配された泉石・築山・植樹の妙は、日本伝統の総合芸術ともいえる。「松涛園」も隣県とはいえ、熊本市内より高速道路を使用すれば車で90分の距離。お殿様が造り上げた、それぞれに趣の異なる庭園を心穏やかに清遊してみてはいかが。
■松涛園

熊本市水前寺成趣園
096-383-0074

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